水晶様汗疹
(miliaria crystarina)
蚊の成虫が吸血時に分泌する唾液腺物質による即時型、遅延型アレルギー反応。
膨疹・紅斑・掻痒を生じ1 時間ほどで消退、その後数時間で再び紅斑、さらに丘疹・水疱を生じ、2 • 3 日で消退する。
稀に局所の潰瘍化やショックをきたす(重症型≒蚊アレルギー)
下肢を始め露出部に、中央に溢血点を伴った膨疹状紅斑を生じ擢痒が強い。
慢性化して結節性痒疹をしばしば形成する。
小川・渓流の近くで刺される。
ハッカ・レモン・ミント・ユーカリなどのハーブ系
天然由来 ⇒ 効果にばらつき
実は適応害虫がいわゆる虫刺されの原因の蚊ではないことがほとんど。
かぶれリスクはディートより少ない(ほぼなし)
年齢により使用回数制限なし
顔にも使える
服の上からも使える(ディートは高濃度だと服を傷めるため使用✕)
対象の虫はディートよリ少ない
敏感肌の人はかぶれることあり
年齢により使用回数の制限あり
ディート12%以下の製剤
・6ヶ月未満:使用不可
・6ヶ月~2歳:1日1回
・2歳~12歳:1日~3回
・12歳以上:制限なし
ディート30%以上の製品は12歳以上のみ
原因菌:黄色ブドウ球菌
夏期に、主に乳幼児の顔面・体幹・四肢に好発
水疱内容物の接触により伝染する
原因菌: A群連鎖球菌
あまり季節に関係なく、また成人も発症
・抗生剤外用、抗生剤・抗ヒスタミン薬内服が必要
1日1回就寝前使用 起床後洗い流す
アポハイドは、主にエクリン汗腺のアセチルコリン受容体を選択的に遮断する抗コリン薬で汗を止める。
その他の第3種感染症疾患 | 出席の可否 | プール | 補足 |
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伝染性軟属腫 | 可能 | 露出部のものは被覆ないしは治療 | ビート板や浮き輪の共有を控える |
手足口病 | 接触不良や発熱・下痢等なければ可 | N/A | 手洗いの奨励 |
伝染性膿痴疹 | 病変が広範囲・全身症状があるなどでなければ可 | 治るまで禁止 | 露出部は外用+被覆 |