紫外線と肌 | たけのこメディカルパーク | 東急田園都市線「青葉台駅」北口より徒歩3分の、内科・耳鼻咽喉科・皮膚科・小児科・健診センター

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紫外線と肌

紫外線と肌 ~光老化について~

紫外線・光老化について
シミの種類
日光弾性線維症
皮膚悪性腫瘍
予防・対策について

紫外線・光老化ついて

紫外線について

紫外線について

光老化について

光老化について

正常人皮膚に紫外線が長期間継続して当たることによって生じる紫外線露光部に特徴的な変化のこと
いわゆる　“シミ”　“シワ”　をさす
被曝時間に応じて悪化
予防の基本は遮光

日光弾性線維症

真皮内の弾性線維が変性して蓄積し、膠原線維や細胞外基質が変性や減少することで引き起こされる肌のシワ

日光弾性線維症

シミの種類

5種類の図

老人性色素斑・脂漏性角化症

老人性色素斑
　境界明瞭な褐色～黒色の不定形の色素斑
脂漏性角化症
　老人性色素斑上に生じる表面に角化を伴い隆起する褐色～黒色の結節
紫外線照射が主な原因
好発部位：顔の側面

雀卵斑

顔面正中部、頸部、前腕などの日光曝露部に多発する数mmの淡褐色の色素斑
3歳頃から発症する遺伝性の疾患
春期がピークで以降徐々に薄くなる
紫外線や妊娠で悪化する

肝斑

30歳前後以降の女性の顔面に左右対称に生じる境界鮮明な淡褐色色素斑
好発部位：頬部、前額部、側頸部
妊娠や閉経の影響を受けることがあり女性ホルモンの関与が示唆される
慢性的な炎症性色素沈着とも考えられている
紫外線で悪化する

炎症後色素沈着

外傷や皮膚炎などの炎症が起こった部分に、炎症が治まったあとにみられる色素斑
炎症がある部分への紫外線曝露で色素がより強く残る
外用剤を塗布する刺激で悪化することがある

後天性真皮メラノサイトーシス

多くは20歳以上に発症する顔面の色素斑
好発部位：
　頬骨突出部、こめかみ部、鼻翼部、
　下眼瞼、鼻根部、前額部外側
原因不明の真皮メラノサイトの活性化

	紫外線による発症	紫外線による悪化	色素の存在部位	治療法
老人性色素斑・脂漏性角化症	+	+	表皮	HQ、レーザー(液体窒素療法)
雀卵斑	-	+	表皮	HQ、レーザー
肝斑	-	+	表皮～真皮	トラネキサム酸、HQ、(レーザー)
炎症後色素沈着	±	+	表皮～真皮	ビタミンC内服(HQ)
後天性真皮メラノサイトーシス	?	?	真皮	レーザー

皮膚悪性腫瘍

日光角化症　...角化性の紅斑で表面に鱗屑を伴う。悪性化のリスクあり。
有棘細胞癌
基底細胞癌

予防・対策について

サンスクリーン(日焼け止め)

SPF(sun protection factor)　
0～50＋

UVBの防止効果を表す
赤くなる日焼け（サンバーン）を起こすまでの時間を何倍に伸ばせるか

例)　25分　×　24　＝　600分（10時間）

PA(protection grade of UVA)　
＋～＋＋＋＋

UVAの防止効果を表す
UVA照射後2～24時間後に起こる即時黒化の程度

サンスクリーン

トレチノイン

トレチノイン

ハイドロキノン

ハイドロキノン

第一に紫外線対策
トラネキサム酸内服とハイドロキノン・トレチノインのW使い
残存病変にはレーザー治療