帯状疱疹は水ぼうそうを引き起こす『水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)』が体内に潜伏し、加齢やストレス、免疫力の低下によって再活性化することで発症します。
主な症状は、神経に沿った赤い発疹や水ぶくれ、強い痛みが特徴です。多くの場合、数週間で症状は改善しますが、高齢者や免疫力が低下した人では重症化することがあります。
さらに、帯状疱疹後神経痛(PHN)は特に深刻な後遺症であり、皮膚症状が治癒した後も神経の痛みが何ヶ月、場合によっては何年も続くことがあります。
この痛みは日常生活の質を著しく低下させるため、帯状疱疹の発症そのものを防ぐことが非常に重要です。
シングリックスの接種により、帯状疱疹の発症をほぼ確実に防ぐことができます。
帯状疱疹の最も深刻な後遺症であるPHNの発症を防ぐことが可能です。
ワクチンの効果は10年以上持続し、高齢になっても帯状疱疹のリスクを低減できます。
帯状疱疹の痛みや後遺症は高齢者の生活の質を大きく損なうため、事前の予防が重要です。
シングリックスは、50歳以上の成人に1回0.5mlを2カ月間間隔で2回、筋肉内に接種します。
1回目の接種から2カ月を超えた場合でも、6カ月後までに2回目の接種をすれば大丈夫です。
「シングリックス筋注用」は保険適用外の薬剤となり、全額自己負担となります。
1回:22,000円(税込)
※シングリックスは2ヵ月間隔で2回の接種が必要となり、2回接種の総額は40,000円(税込)となります。
☆横浜市は費用補助制度なし
令和7(2025)年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象になります。
対象の年齢、また対象期間以外の接種は、任意接種(全額自己負担)となりますのでご注意ください。
※帯状疱疹ワクチン接種は、予防接種法における定期予防接種のB類疾病となります。そのため、接種義務及び接種努力義務はありません。
※対象の方は、横浜市在住で65歳以上の方が対象になります。
※横浜市は7月1日~公費接種開始となり、当院は6月24日~予約開始となります。
月・火・金 小竹医師(15時~2枠)
木 理事長医師(15時~1枠)
公費・自費ともに同上の日時で行います。